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Pacific Islands ショーケース

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ジャパン・プレミア
『岸を離れた船』
監督:ファン・ウェイシャン、シュウ・ホンツァイ
2022/29分/台湾/中国語・韓国語・日本語/FHD
1910年から1945年の間に、当時日本の植民地だった台湾に3,000人以上の朝鮮人が働きに来た。1945年、日本の敗戦により、台湾に住んでいた朝鮮人は送還された。しかし、帰還事業は困難を極め、358人の朝鮮人が台湾に残った。そのほとんどが基隆の勝利巷(現在の中正路656巷)に住んでいた。70代の朝鮮人女性3人が登場し、戦争によって故郷から遠く離れ、アイデンティティの問題や戻ることのできない問題に苦しむ生活を語る。韓国と台湾の狭間に忘れ去られ、身も心も2つの国に引き裂かれた女性たちの物語。

<監督プロフィール>
ファン・ウェイシャン、シュウ・ホンツァイ
ファン・ウェイシャンは台湾の新竹出身。台中の東海大学を卒業した後、トゥモロー・タイムズとネクスト・マガジンの写真家として働いた。人と土地の関係に長期的に焦点を当てた、 ドキュメンタリー『The Public Girls' Band』(2017)と『SanDaoLing Blues』(2019)は国内外の映画祭で上映されている。