プログラム

VR体験上映

©︎HTC VIVE ORIGINALS

ジャパン・プレミア
『メイキング』
監督:ミディ・ジー
2018/9分/台湾/中国語/VR
3D VR 360°カメラを用いた「映画内映画」的なメタシネマ手法による疑似ドキュメンタリー形式で、撮影現場や舞台裏の様子が描き出される。3D VR 360°カメラを使って映画を作る場合、VRカメラの視野角は前後左右の4つのエリアに分けられる。前方の視野角は、映画内映画『スパイ・ラブ』のキャストが映画の中でそれぞれの役を演じ、「映画内映画」を表現する場所。後方のアングルは『スパイ・ラブ』の監督チームであり、左右のアングルは本作を監督するミディ・ジーの撮影スタッフである。『スパイ・ラブ』の監督は、危険な没入型手法を使って、キャストに自分の役を演じさせる。 

<監督プロフィール>
ミディ・ジー
ミャンマー生まれ。16歳で台湾に留学し、デザインの学士号と修士号を取得。現在は台湾、ミャンマー、中国で映画を制作している。2011年以降、ミディは3本の長編映画を製作したが、いずれも予算は1万ドル以下、その中には、ユベール・バルス基金を受賞した『リターン・トゥ・ビルマ』(2011)、ナントの三大陸映画祭のコンペティション部門に出品された『The Poor Folk』(2012)、エジンバラ映画祭で最優秀国際長編賞を受賞し、2014年のアカデミー賞外国語映画賞に台湾代表として出品された『Ice Poison』が含まれる。2016年、ミディの最新長編『マンダレーへの道』はヴェネチア国際映画祭のヴェネチア・デイズ部門で最優秀長編映画FEDEORA賞、アミエン映画祭でグランプリを受賞した。