特別セレクション「Director in focus」にて、
クリストファー・マコト・ヨギ監督の特集が決定!

2023.09.29
August at Akiko’s(2019)

環太平洋地域の島々から注⽬の監督を取り上げ、当該地域の優秀な映像作家を紹介する「Director in focus」。第⼀回⽬の今年は沖縄にルーツを持つハワイ・ホノルル⽣まれのクリストファー・マコト・ヨギ監督を特集します。ハワイの移⺠⽂化を詩的に描くスタイルで創作するクリストファー監督は、マジックリアリズムの作⾵で、いま世界で注⽬を浴びる新鋭監督です。⻑編デビュー作『August at Akiko's』は劇映画とドキュメンタリーの境界を超え、2018年にロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア上映され、世界中の映画評論家たちに⾼い評価を受けるなど、数々の賞を受賞。⻑編2作⽬となる『I Was a Simple Man』は2021年のサンダンス映画祭でワールドプレミアとして上映され、本作は記憶と現実の境⽬にさまよう⼀⼈の⽼⼈が時代の記憶をたどり、ハワイ⽇系移⺠の⼈⽣を感じる作品。ほかにも短編作品『Makoto: or, Honesty』、『Obake』を含めた4作品を⽇本初上映いたします。

<クリストファー・マコト・ヨギ監督 コメント>
ハワイで⽣まれ育った沖縄⼈として、いつか沖縄を訪れて⾃分の作品を上映することが私の⽣涯の夢でした。私にとって沖縄を訪れるのは今回が初めてであるだけでなく、多くの作品にとっても⽇本初上映となります。 沖縄の⽂化を探求して学び、沖縄の家族や親戚を訪れ、そして環太平洋地域からの他の映画製作者やアーティストに会えることをとても楽しみにしています。スポットライトを当て、共有する機会を提供してくれたCinema at Seaに感謝します。

<クリストファー・マコト・ヨギ監督 プロフィール>
ハワイ州ホノルル出⾝のアーティスト、映像作家、ハワイ出⾝。⻑編デビュー作『August at Akiko's』はロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア上映され、数々の賞を受賞した。2018年のロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア上映され、⾼い評価を得た。リチャード・ブロディは「New Yorker」誌の中で、この作品を2019年のベスト映画のひとつに選んだ。 ⻑編2作⽬となる『I Was a Simple Man』はサンダンス・スクリプターズ・アンド・ディレクターズ・ラボ、IFPフィルム・ウィーク、フィルムIndependentのFast Trackに参加し、ジェローム財団とシネリーチの助成⾦を受けた。クリスの短編ドキュメンタリー映画『Occasionally, I Saw Glimpses of Hawai'i』、『Makoto: or、Occasionally』、『I Saw Glimpses of Hawai'i』、『Makoto: or,, Honesty』、フィクション『Obake(Ghosts)』などがある。ベルリナーレ・タレンツ、ビジュアルコミュニケーションズのArmed with a Camera、Kyoto Filmmakers Lab、ニューヨーク映画祭Artists Academyフェロー。Artists Academyフェロー。